アイ・ラブ・おデブ【完結】
頼みの綱
今日でラスト…もう残された時間は夜のフライトまでしかない
昨日の張り込みも空振り…
慎太郎と再び訪ねたのだが、留守だった
慎太郎が何処からか仕入れてきた情報によれば、インドからフランスへ戻ってきているらしい
その後の足取りは掴めていない
もしも、今日会えなければ数時間後には飛行機の中にいなければならない
明日からは会社…元の日常に戻る
今後のことをどうするかなんて考えていない
遠く離れた日本から出来ることなど皆無に等しい
また会いに来るのか…
別れの言葉を受け入れるのか…
今はまだ考えられない…考えたくない
焦りの中で入り口に目を向けると、あの金髪メイド…ミーシャが買い物へ出かける所だった
歩道まで来たところで声をかけた
「ミーシャさん!あの…遥さんはちゃんとご飯を食べていますか?
眠れていますか?」
こんな質問に答えてくれるはずもなく、一瞥して無表情のまま歩き出そうとしている
「あのお願いです!
一つだけ…」
昨日の張り込みも空振り…
慎太郎と再び訪ねたのだが、留守だった
慎太郎が何処からか仕入れてきた情報によれば、インドからフランスへ戻ってきているらしい
その後の足取りは掴めていない
もしも、今日会えなければ数時間後には飛行機の中にいなければならない
明日からは会社…元の日常に戻る
今後のことをどうするかなんて考えていない
遠く離れた日本から出来ることなど皆無に等しい
また会いに来るのか…
別れの言葉を受け入れるのか…
今はまだ考えられない…考えたくない
焦りの中で入り口に目を向けると、あの金髪メイド…ミーシャが買い物へ出かける所だった
歩道まで来たところで声をかけた
「ミーシャさん!あの…遥さんはちゃんとご飯を食べていますか?
眠れていますか?」
こんな質問に答えてくれるはずもなく、一瞥して無表情のまま歩き出そうとしている
「あのお願いです!
一つだけ…」