アイ・ラブ・おデブ【完結】
「っ!!母さん!?」
思わず椅子から腰を浮かせ、その名を叫んだ
先程、廊下で大騒ぎをしていたのは環の母…ミチルだった
ピンク色の派手なセーターに膝上のヒラヒラとしたスカート、ダイヤ柄のタイツ、ファーの付いたショートブーツを履いたしわしわの年寄りが友明の腕に寄り添っている
環の声に怯え、縮こまりながらその背中に隠れようとした
「お母さん!なんて格好をしているのよ!」
母に近づき、その手に触れようとした
「止めて~!来ないで~!
悪魔~!あっちに行け~!!」
伸ばした環の手を引っ掻くように振り払い、恐ろしい形相で睨み付けた
「…母さん?」
母を友明が宥めていると、事の成り行きを見守っていたジョエルが静かに口を開いた
「これが…環さんの見なくてはいけない現実です」
思わず椅子から腰を浮かせ、その名を叫んだ
先程、廊下で大騒ぎをしていたのは環の母…ミチルだった
ピンク色の派手なセーターに膝上のヒラヒラとしたスカート、ダイヤ柄のタイツ、ファーの付いたショートブーツを履いたしわしわの年寄りが友明の腕に寄り添っている
環の声に怯え、縮こまりながらその背中に隠れようとした
「お母さん!なんて格好をしているのよ!」
母に近づき、その手に触れようとした
「止めて~!来ないで~!
悪魔~!あっちに行け~!!」
伸ばした環の手を引っ掻くように振り払い、恐ろしい形相で睨み付けた
「…母さん?」
母を友明が宥めていると、事の成り行きを見守っていたジョエルが静かに口を開いた
「これが…環さんの見なくてはいけない現実です」