アイ・ラブ・おデブ【完結】
陽気な仲間たち…part3
それから2ヶ月が過ぎ、新緑の芽吹く季節となった
「平野さ~ん、この機械おかしいんです~助けてくださ~い」
少し離れた場所から新入社員が小夜を呼ぶ声がする
…やれやれ…今度は何をやらかしたの?
昨日はドリップコーヒーの粉をインスタントと間違えて課長に飲ませてたよね
その前は…
そんな事を思いながらヘルプを求めた声の主の元に来た
「この機械…止まっちゃったんです~
叩いてみても動かないんです~」
子犬のように瞳を潤ませながら、愛くるしい表情で訴えてきた
「どれ…」
彼女と立ち位置を取り替えてプリンターの表示を覗いて見る
…あなた…日本語読めるよね…
「壊れてはいないみたいよ…
後ろにあるA4用紙をここにいれてみて?
叩くよりその方がいいみたい」
こんな調子でこの1週間は振り回されている
決して悪気は無いようだが、天然というか…無知というか…
指導係りに任命された小夜はこの日、何度目かの溜め息を吐いた
「平野さ~ん、この機械おかしいんです~助けてくださ~い」
少し離れた場所から新入社員が小夜を呼ぶ声がする
…やれやれ…今度は何をやらかしたの?
昨日はドリップコーヒーの粉をインスタントと間違えて課長に飲ませてたよね
その前は…
そんな事を思いながらヘルプを求めた声の主の元に来た
「この機械…止まっちゃったんです~
叩いてみても動かないんです~」
子犬のように瞳を潤ませながら、愛くるしい表情で訴えてきた
「どれ…」
彼女と立ち位置を取り替えてプリンターの表示を覗いて見る
…あなた…日本語読めるよね…
「壊れてはいないみたいよ…
後ろにあるA4用紙をここにいれてみて?
叩くよりその方がいいみたい」
こんな調子でこの1週間は振り回されている
決して悪気は無いようだが、天然というか…無知というか…
指導係りに任命された小夜はこの日、何度目かの溜め息を吐いた