アイ･ラブ･おデブ【完結】

昼休みの食堂で小夜は相変わらず片隅で一人、海老ドリアを食べていた

…そう今週末は…ルリの家でバーベキューパーティだ
天気も良さそうだし…楽しみだなあ

「おい！口が開いたままだぞ」

山菜うどんを乗せたトレイを向かいに置きながら、柏木が話しかけた

「あぁ…週末にトリップしてた
どう？仕事は片付きそう？
奥様は柏木が無理でも参加するって言ってたよ」

今年から主任に昇格した柏木はかなり忙しく、休日も仕事を持ち帰っているらしい

「そうだな…多分…
アイツも張りきっていたからな
車…乗っていくか？」

うどんを啜りながら小夜を気遣う提案をしてくれた

「大丈夫…ありがと…
前の日から泊まって準備する予定だから」

「そうか…」

他にも何か言いたそうな雰囲気だが、隣に人が来たためにそこで二人の会話は終わった