アイ・ラブ・おデブ【完結】
「始めは…マスコミに顔を出したことのない、甲斐に黄色い声が上がっていたんだ…
そのうちに隣の女性を詮索するようになって…
中には過激な発想の人もいて…
"あんな女は相応しくない"とか
"正体を暴く"とか
"目を覚まさせてあげる"なんてのが現れてる
これってヤバイんじゃ…」

…ん!なんだって?
相手の女ってさあやのことだよなぁ?
まさか、襲われたりするんじゃないか?

俊樹が少し面白がって読み上げると、遥は息を止めて恐い顔をしていた

「遥…さん?
恐い顔をして…どうしたの?」

「あぁ…ちょっと…
それより、他に何か分かるか?」

怪訝な表情をしながらも、スマホを操作して情報を集めだした

…どうしよう…さあやの身に何かあったら…
相手の男…甲斐ってヤツはどうしてるんだ!
ちゃんと守っているんだろうな?

「おぉ!これ…
もう相手の正体を暴いたみたいですよ!
ほら…隠し撮りの写真がある…」

俊樹の手からスマホを乱暴に取り上げ、画面を見た
< 1,433 / 1,499 >

この作品をシェア

pagetop