アイ・ラブ・おデブ【完結】
「遅れてすみませ~ん!」
皆がスイーツやコーヒーに手を伸ばし始めた頃、遅れて到着したのは凛の父親…皆川だった
大きなオレンジ色の花束を抱え、小夜の前にやって来た
「おめでとう!小夜さん!
ずっと心配してたのに…何もできなくてごめんなさい
こんなに大きな困難を乗り越えたんだ!
必ず幸せになれるよ!」
そう涙ながらに話し、大好きな色の花を渡してくれた
「ありがとう…嬉しいです」
小夜も今日、幾度目かの涙をこぼした
ふと見ると、隅のテーブルでは稲本が背中を丸め、きらりの実家の焼酎を独り寂しく煽っている
皆と話し終えた小夜は一人で近づき、隣に座った
「稲本さん…あたしの選んだ人は認めてもらえませんか?」
ビクッと肩を震わせたが、こちらを向こうとはしない
「あたし…一生懸命に恋をしました
色んなことがあって…なかなか上手くいかなかったけど…
沢山の涙を流して…
みなさんの力を借りて…
ずっと頑固に想い続けて…
やっとここまで来ました
稲本さんから見たらあたしなんて…ヒヨッコの若造かもしれません…
だから…稲本さんのような導いてくださる人に応援してもらいたい…
我が儘かもしれませんが、あたしたちを見守ってくれませんか?
お願いします…」
心を込めてありったけの言葉で気持ちを伝えた
皆がスイーツやコーヒーに手を伸ばし始めた頃、遅れて到着したのは凛の父親…皆川だった
大きなオレンジ色の花束を抱え、小夜の前にやって来た
「おめでとう!小夜さん!
ずっと心配してたのに…何もできなくてごめんなさい
こんなに大きな困難を乗り越えたんだ!
必ず幸せになれるよ!」
そう涙ながらに話し、大好きな色の花を渡してくれた
「ありがとう…嬉しいです」
小夜も今日、幾度目かの涙をこぼした
ふと見ると、隅のテーブルでは稲本が背中を丸め、きらりの実家の焼酎を独り寂しく煽っている
皆と話し終えた小夜は一人で近づき、隣に座った
「稲本さん…あたしの選んだ人は認めてもらえませんか?」
ビクッと肩を震わせたが、こちらを向こうとはしない
「あたし…一生懸命に恋をしました
色んなことがあって…なかなか上手くいかなかったけど…
沢山の涙を流して…
みなさんの力を借りて…
ずっと頑固に想い続けて…
やっとここまで来ました
稲本さんから見たらあたしなんて…ヒヨッコの若造かもしれません…
だから…稲本さんのような導いてくださる人に応援してもらいたい…
我が儘かもしれませんが、あたしたちを見守ってくれませんか?
お願いします…」
心を込めてありったけの言葉で気持ちを伝えた