アイ・ラブ・おデブ【完結】
「そうだったね…まださあやに話してなかった…」
アパートの階段を少し照れ臭そうに上り、部屋に入ってから教えてくれた
靴を脱ぎ、バッグを置くとまたもや、膝の間に座るように誘われる
後ろから抱きしめられ、耳の傍で戸惑いがちに口にした
「店の名前は…
"petit-nuit"は僕が付けたんだ
petitは…小さいという意味で…
nuitは…夜って意味なんだよ
どちらもフランス語だ…」
…小さい、夜…って!
あたしの名前だったの?
えっ…本当に?
でも、店を始めたのは…
顔を見ようと振り返ろうとしたが、照れている遥の腕はそれを拒むように抱きしめる力を強めた
「このまま…聞いて…
店を始めた時、どうしてもさあやの名をつけたくて…
その名にすれば君の傍にいるような…
さあやが食べに来てくれるような気がして…
アハハッ…本当に僕はさあやのストーカーだよね…
でも…夢は叶ったんだ!
さあやが店に来てくれて…
料理を食べてくれて…
洗い物をしてくれて…
店を手伝ってもくれた
その名前にして良かった…」
アパートの階段を少し照れ臭そうに上り、部屋に入ってから教えてくれた
靴を脱ぎ、バッグを置くとまたもや、膝の間に座るように誘われる
後ろから抱きしめられ、耳の傍で戸惑いがちに口にした
「店の名前は…
"petit-nuit"は僕が付けたんだ
petitは…小さいという意味で…
nuitは…夜って意味なんだよ
どちらもフランス語だ…」
…小さい、夜…って!
あたしの名前だったの?
えっ…本当に?
でも、店を始めたのは…
顔を見ようと振り返ろうとしたが、照れている遥の腕はそれを拒むように抱きしめる力を強めた
「このまま…聞いて…
店を始めた時、どうしてもさあやの名をつけたくて…
その名にすれば君の傍にいるような…
さあやが食べに来てくれるような気がして…
アハハッ…本当に僕はさあやのストーカーだよね…
でも…夢は叶ったんだ!
さあやが店に来てくれて…
料理を食べてくれて…
洗い物をしてくれて…
店を手伝ってもくれた
その名前にして良かった…」