アイ・ラブ・おデブ【完結】
「あっ先輩…昨日は…お疲れ様でした
先輩も来ないから…カラオケ盛り上がらなかったですよ…」

険しい顔のまま低い声で川口は目を合わさないで言った

「ごごめんなさい…
あの…それで…笹原さん…のことなんだけど…」

更に体を縮こませて川口に近づき小さな声で尋ねた

川口はギロッと睨み
「知りません!
用事があるとか言ってすぐにいなくなっちゃって!
携番も聞いてないのに!
…あんな優良物件…滅多に現れない…」

小夜に言い捨てると立ち上がり食堂を出ていった

…あっ待って!まだ聞いてない…
でも…川口さんとは知り合いじゃないみたい…
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