アイ・ラブ・おデブ【完結】
家で夕飯を食べていると、オーストラリアの凜から電話がかかってきた

「もしもし…?
さぁやちゃん?
もうおふろはいった?
りんはまだだよ

…さぁやちゃん!
いつ、りんとあえる?」

時差はほとんどないが季節は反対なので、向こうはもうすぐ冬がやって来る

冬といっても凜のいるところはそれほど寒くなるわけではない

この頃は電話でのおしゃべりもとっても上手になった

小夜の腕の中にすっぽりと収まっていたのが懐かしい

凜の声を聞くと会いたくなる

「凜ちゃん!おばちゃん8月になったら遊びに行ってもいい?」

思わず口からそんな約束が出てしまった
< 371 / 1,499 >

この作品をシェア

pagetop