アイ･ラブ･おデブ【完結】

リームは目尻を下げ、優しい表情で見ていたが小夜は気づかなかった

「リームさん…あたしといたら恥ずかしいですか？
こんなに太っていて…」

「えっ？小夜ちゃん…
笹原さんにそう言われたの？」

小夜は顔を上げ、リームをまっすぐに見つめて答えた

「いいえ。遥さんはいつも笑顔でいてくれます
あたしと一緒に歩いてくれます
少しもそんな風に感じたことはありません」

一気に言葉を吐き出し、小夜は自分の言ったことを後から噛み締めた

…そうか…遥さんはいつも笑顔だ
いつも楽しそうで嬉しそうに笑っている…
あたしは…