アイ・ラブ・おデブ【完結】
早速次の土曜日に遥はスーツケースを持ってきた

車を近くのパーキングに停め、空のスーツケースをガラガラと押しながらやってきた

ピンポーン

「はあ~い」

小夜は満面の笑顔でドアを開けた

「いらっしゃい!わざわざ持って来てくれて…あっありが…とう…
………。」

遥を中に招き入れ持ってきたスーツケースを見た…

見て言葉に詰まるほどびっくりした

…!!すっ…凄いスーツケースだ!

遥がガラガラ押してきたスーツケースは…
カーキ色のメタリックなボディが鈍く光り、表も裏にもバゲッジタグと呼ばれるシールの破片があちらこちらに貼り付いている

一見にして使い込まれたと分かるものだった
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