アイ・ラブ・おデブ【完結】
…ほぉ~そういう効果もあるんだ!
確かに慣れないところできっとキョロキョロするだろうし…
これなら手荷物の受け取りの時にも一目で分かる…
そんなことまで考えてくれたんだ!

「ありがと!色々考えてくれて…」

遥は傍らに置いたスーツケースを撫でながら

「それにコイツには幸運の神様が付いているんだ!」

…幸運の…神様?

「僕が初めてフランスに行った時もコイツを連れて行った
どこにも宛もなく行ったんだけどたまたま入ったカフェでトニーに出会ったんだ
フランス語なんてロクにできないのに何故か意気投合して…
次の日には、訪ねた僕を雇ってくれた…
< 516 / 1,499 >

この作品をシェア

pagetop