アイ・ラブ・おデブ【完結】
それから3時間程は静かな空の旅が続いた

小夜も花園も、うとうととしていたとき突然、飛行機が大きく揺れた

一瞬だが遊園地のフリーホールのように機体が下降し、機内は大きな物音や悲鳴のような声に包まれた

その衝撃に小夜は飛び起きるとすぐに隣の花園を見た

「花園さん!大丈夫ですか?」

小夜の問いかけにゆっくり体を起こしながら

「…えっええ…だ…大丈夫…みたいだわ
…何があったのかしら…」

不安そうな表情をしていたが、怪我などはなさそうである
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