アイ・ラブ・おデブ【完結】
バスに乗れたことに安堵し、凛のくれた折り紙を眺めていた

…次に会えるのはいつかな…
小学生になってるかな…
浴衣もバッグもズボンも気に入ってくれて良かった!
今度は何を作ろうかな…

凛のことばかりを考えていた

ふと周りの景色を見ると駅の周辺の雰囲気はなく、のどかな牧草が一面に広がっている

……!!!!やだっ!
乗るバス間違えた!
降りなくちゃ!

小夜は近くのボタンを押して停まったバス停で降りた

降りるとき、運転手は何か小夜に話しかけたが早口の英語で聞き取れなかった

…ここはどこ?

見渡す限りの緑色の草が気持ちよさそうに風に揺れている

…素敵なところね…
あの草…冬でも暖かいからかしら?
ってのんびりしている場合じゃないでしょ!
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