アイ・ラブ・おデブ【完結】
向かい側のバス停に行き、時刻表を見たが知っている地名が書かれていない…

…どうしよう…
そうだ!タクシー!って全然車も人も通らないじゃない!

遠くで牛たちが草を食んでいる

来た道を歩いて戻るにも30分以上バスに乗っていたし、窓の外を見ていなかった

ただ凛を送るだけだと財布とパスポートくらいしか持っていない

菊地の連絡先も置いてきてしまった

…あぁどうしよう…
日本に帰れないのかな…
このまま牛たちとここで暮らすのかな…
あぁ…オージービーフに囲まれて幸せだけど…
…オージービーフは遥さんに調理してもらいたかった…
きっと物凄く美味しい料理になるんだろうな…

…あぁ…遥さんに会いたいなぁ~
もう会えないのかな…
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