アイ･ラブ･おデブ【完結】
別腹万歳！
今から7年前の大学生のころ、柏木と出会った…今でもはっきりと思い出せる

大学生となり親元を離れ、一人暮らしを始めたその頃の小夜の趣味はバイトと食べ歩きだった
いや…食べ歩きをするためにバイトをしていたという方が正しいかもしれない

雑誌の編集部でアシスタントを中心に定食屋さん、パン工場、スーパーの裏方、コンビニ、商店街のお肉屋さんなどいろいろやっていた

中でも、雑誌のアシスタントはとっても美味しいバイトだった

主にフード系の編集部だったため１日に何件もラーメン屋さんを取材したり、春のスイーツ特集で数十個のケーキを取り寄せたりする

そんな時、小夜に活躍の場が与えられた

それらの食べ物達は写真撮影し、記者が味見したあとは小夜のもとへ舞い降りる

なんともテンションの上がるバイトだった

もちろん食べること以外にもメリットも大いにある

新しい情報を集めたり、お店の人と仲良くなりお得な特典を利用できるのである
< 6 / 1,499 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop