アイ・ラブ・おデブ【完結】
「あっ!ケーキナイフを忘れてきた…
ちょっと待ってて…持ってくる」

遥は厨房へと戻ってしまった

小夜は自分の唇に手をあて、頬をほんのりと赤く染めていた

視線を窓に向けると少し恥ずかしそうな自分と目が合った

…そんな緩んだ顔して…
でも…遥さんといると……っ!!なに!?

窓の端で何かが動いたような気がした

外は暗く、部屋の中を窓が映していて庭はよく見えない

…気のせいかな?

小夜がそう思った時、暗闇からこちらを見ている男の人と目が合った

「ぎょわぁ~!」
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