アイ・ラブ・おデブ【完結】
少し考えるような素振りを見せてからリームは話し始めた

「智也も小さい時は普通の活発な男の子だったわよ
友達と喧嘩してきたり、悪戯したり…反対に落ち着きのない方だったわ

あんな風に…感情を表に出さないようになったのは…

四つ離れた姉が…」

そこでリームは言葉を切り、ワインを一口飲んだ

「その姉が…高校2年の時に拒食症になってしまって…
入院したり…色んなことがあったの…
智也は中学に入ったばかりだったわ
母親は仕事が忙しくて姉の様子に気づくのが遅かったの…
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