アイ・ラブ・おデブ【完結】
そんなある日、実家の兄から電話がかかってきた

「もしもし~?小夜?
元気しとっかい?
あのな…」

いつもは明るくなんでも笑い飛ばすような人が、歯切れ悪く言い淀んでいる

「あのな…実は…
婆様の具合が悪くての…
医者が言うには…その…
もう長いことはないらしい…
小夜…一回…顔見せんか?」

…えっ?ババ様の具合が…
いつもシャンとしていた…ババ様が…

急な報せに言葉も出ない
そんな小夜を気遣うように二つ上の兄は続けた

「小夜の気持ちも分かるから…
無理にとは言わんよ…
でもお袋も親父も会いたがってるし…
みんなに会いに来ないか?

婆様も強がっとるけど、きっと小夜に会いたいと思っとるよ」
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