アイ・ラブ・おデブ【完結】
その日は返事を保留にして家族に相談することにした

夕食後、祖母のいないテーブルでビールを飲む父と、洗い物をしている母に相談すると

「いいじゃないか!
小夜がやりたいと思うならやってみなさい
賛成だよ!ねえ母さん!
…婆さんには父さんから話そうか?」

「私もいいと思うわ
書道ならお義母さんもお許しくださるんじゃないかしら…」

これまで小夜からやりたいと申し出たことはなく、両親は大賛成をしてくれた

問題は祖母である
明日、小夜自身が話すことにした

次の日、祖母の機嫌は悪くなさそうだ

自室にいる祖母を訪ねた
老眼鏡を鼻の下にずらし上目使いに小夜を見る

小夜は背筋を伸ばし両手にグッと力を込めて口を開いた
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