アイ・ラブ・おデブ【完結】
「待って!きっとコーヒーでも飲むのよ」

落ち着いた声でそう言われ小夜達を見ると、ラウンジのソファへと腰を下ろした

圭輔を止めた人物は優しく微笑みかけ、ホテルの向かいにあるファーストフードへと誘った

…この人は誰だ?
二人を付けていたいうことは…桜井ってヤツの関係者か?
浮気相手か?
いや…それにしては若すぎだろ…
誰なんだ?

「あなた…小夜の…弟さん?
大輔先輩と似ているわね
私…山岡…山岡由美子よ
小夜を書道部に引きずり込んだの…」

…あぁ…この人が…
夏休み明けに小夜が楽しそうに話していたな…
あの時は本当にいきいきしてたな…
それが…今は…
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