アイ・ラブ・おデブ【完結】
「そうなの…どうして…
年明けには結納をする話まであるんでしょ?
今どき、女子高生と婚約なんて…」

そこまで話すと向かいのホテルから小夜達が出てきた

「今度はコンサートに行くんだな…」

今日のデートはクラッシックを聞いた後に食事をする予定だ

全て祖母がお膳立てした今日のデートは少しも若さのない計画だ

会場までは徒歩圏内だがタクシーに乗るらしい

「都会の男って軟弱ね
さあ歩いて行きましょ
目的地は分かっているわ
時間もそんなに無いから寄り道もしないでしょ…」

その後は祖母の予定通りに食事も終えて、新幹線の改札で遅くなる前に別れた
< 769 / 1,499 >

この作品をシェア

pagetop