アイ・ラブ・おデブ【完結】
東京土産は…
三学期になっても小夜の生活に大きな変化はなかった

ただ夏休み前のように男の子に呼び出されることもなく、表面上は静かに過ぎていった

三月になり圭輔が無事に同じ高校に合格した報せで喜んでいた頃、良孝から連絡があった

春休みに東京で行われる良孝の講演会に来るようにとの連絡だった

小夜に拒否権はなく行くことが前提で祖母の話は進んでいく

初めての東京に小夜一人で行かせるのは心配と圭輔の意見に祖母も同意をした

しかし家族の誰もが都合がつかず、圭輔の提案で由美子に頼む事になった

こうして初めての東京への小旅行が決まった
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