アイ・ラブ・おデブ【完結】
「もしもし…お電話代わりました…小夜です」

恐々と電話に出ると思ったよりも若い声が聞こえてきた

「あっ…小夜さん…
出てくれてありがとう」

…ん?お父様じゃない…
息子の方だ

「弟さん…怒ってたみたいだから…
あのさ…今週末…もしかして東京に来る予定?」

「えっ?あっ…はい
そちらに行く予定です…」

「そっか…
それじゃあ…予定変更で…
東京には来ないでいいよ
今週末は俺がそっちに行くから」

…はあ?
来ないでいいよ?ってどういうこと?
こっちに来る?

「昼過ぎには着くと思うから
じゃ!」

そう勝手に言って良孝は電話を切ってしまった

…ん?急に何?
わざわざこっちに来るなんて…
また結婚の話が進んで行くの?
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