アイ・ラブ・おデブ【完結】
コーヒーの香りに包まれて
それからは漸く穏やかな生活が戻ってきた

表面上はそう見えた…

弟の圭輔と共に通学し、由美子と部活に行きスイーツを食べて帰る

そんな穏やかで普通の高校生に戻れた

しかし、家では祖母に避けられているのか同じ屋根のもとにいながら顔を合わすことがなかった

…ババ様…
謝りたいのに…
今日も部屋から返事もしてくれなかった…
この間、扉に挟んだ手紙も丸めて洗面所に捨ててあった…
もう会ってもくれないの?
そんな…

このことを両親に相談したが祖母の頑なな心を開く妙案は思い付かなかった

今は少しそっとしておくことにした
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