アイ・ラブ・おデブ【完結】
次の日から早速、授業後は部活を休み喫茶店へと向かった

駅から少し離れた大通りの裏に店はある

店の前にはくたびれた木の看板が遠慮がちに立て掛けてある

"山河"(さんが)と辛うじて読めるが小夜は店の名前を知らなかった

「こんにちは…
今日からよろしくお願いします
あの…あたしバイトしたことないので…
ご迷惑をおかけしてしまうかもしれません
どうぞよろしくお願いします」

店にはまだ客は居らずいつもの笑顔で迎えてくれた

「こっちこそよろしくね!
小夜ちゃんがいてくれたらお客さん一杯増えちゃいそうだよ!
悪いけどあっちの倉庫からジュースを持ってきて補充してもらえる?」

と遠慮なく仕事を頼まれた
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