アイ・ラブ・おデブ【完結】
固く握られた小夜の手を優しく包みそっと口づけをした

「さあや…お祖母さんはとても不器用な人だったんじゃないかな?
きっと…さあやの幸せを考えていたのに…間違ったやり方をしたんだね」

…ババ様が…不器用…
あたしの幸せを…
そうなの?
ババ様は…いい所へお嫁に行かないと…惨めになるって言ってた…
それはちょっと間違ってると思う…けど…
あたしが惨めにならないように…考えていたの?
…そうなのかな?
よく分からない…

「さあや…お祖母さんのことはすぐに答えは出さないでいいんじゃないか?
ゆっくりと時間をかけて…一緒に答えを見つけよう
僕と一緒に…」
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