アイ･ラブ･おデブ【完結】

…宮本のおばあちゃんが…あたしのこと好きでいてくれたんだ…
遥さんたら…ヤキモチなんて…
そんな風には見えなかったな…

「それが…いつの間にかさあやのこと好きになって…
ストーカーになっちゃった…
両親とは小学校にあがる前から一緒には暮らしてないんだ
じいさんとばあちゃんにあの病院の近くで育ててもらった
ばあちゃんはずっと体が悪くて…じいさんが面倒を看ていたから僕はいつも近所の悪がきとつるんでいた
あの頃は他の子よりも大きい体をしてたの覚えてる？」

墓地の緩やかな坂を登りながら優しい顔を向けた

「うん…ちびっこ相撲をしていると思ってた…」

小夜の答えにさらに優しい目をして笑った