アイ・ラブ・おデブ【完結】
「ほらっ!小夜…そろそろ行かないと!夜中になっちゃうわよ!
お父さんも…まだお嫁に行く訳じゃないんだから!
しんみりしないの!
今からそんなんじゃ…」

…お母さん…ズバズバと言い過ぎ…少し繊細な言い方を希望します
お父さんが…段々と薄くなって北風に吹かれて飛んで行きそうだよ
ババ様のことは…遥さんと一緒に考えれば…少しはババ様に近づける…理解できる
…気がする

「それじゃあ…そろそろ行こうか?
東京に来たときは僕の料理をぜひ…食べてください!
お世話になりました
また寄らせてもらいます」

いつもの爽やかな遥の笑顔に母はなぜか頬を染めていた
< 977 / 1,499 >

この作品をシェア

pagetop