アイ・ラブ・おデブ【完結】
「ん?だったら…なあに?」

小夜が座っているソファーの後ろから抱きしめられ、耳元で甘く囁く

「…えっ…と…その…」

あらためて今のシチュエーションを思い出し、笑っていた余裕は無くなってしまった

唇が寄せられている耳も首も紅色に染まり、今にも頭から湯気が出そうなほど熱い

「…あの…ハ…ル…ハルが…
完璧過ぎて…あたしとは…
あたしには…遠い…人のような…
そう…芸能人と…いるみたいな…」

「さあや…そんな風に思っていたの?」

酷いことを言ってしまったと思ったのに、遥の声は優しく甘い囁きのままだった
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