私だけの、不良なヒーロー。
私だけの、不良なヒーロー。
隣の男。
「おはよー」
「よーっす」
朝の挨拶をしながら教室の中を自分の席まで進む。
「みーなみ!」
「おわ!」
机にカバンを置いたとたん、小さな体がのしかかってくる。
「んもお、加奈!!あんたは小さくても重いんだから!」
そう言って背中の小さな体を無理やり降ろす。
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隣の男。