私だけの、不良なヒーロー。




加奈はそれらを黙ってみていたが、紙をみると、はぁ、とため息をついた。




「守山、お前ってやつは...」




「うるせぇな、ちびっこ。」





陸斗はそう返事して腕を組んだ。




「あれ見せろよ。」



加奈はそう言って、陸斗をうながした。





「分かってるって。」




「加奈、何か知ってるの?」


加奈ちゃんママは少し心配そうに聞く。




加奈は顔を強張らせて私を見上げて、言い出した。









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