私だけの、不良なヒーロー。





「うん。あの日、陸斗が来てくれたからだよ。」







そう言って、私ははっとした。







「そういえば。陸斗は何であの日うちにいたの?」







「あぁ。」






陸斗はそう返事して私の隣に座った。








「お前、告白逃げはないだろ?そんで一日中避けるし。様子が変だったから、お前が学校飛び出したときについてきたんだよ。そしたら怒鳴り声が聞こえたから...」








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