私だけの、不良なヒーロー。




「ったく。」



彼はそう言って、よっと私を持ち上げた。



「え、え?」


「だまって動くな。」




そう言われて、静かにするしかない。





彼は片手で二つのカバンを手にして。






保健室までの廊下をだまって歩いた。








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