私だけの、不良なヒーロー。





テーブルにひじをついて顎をのせた。




母は熱いお茶を淹れてコトっと私の前に置いて、




自分も座った。




「南?」

「ん?」

「学校どうだったの?」



「あ、学校?うん。別にいつもどおりよ。」


母は困った顔をして私をみた。





「南、最近変よ?ちゃんと学校行ってるんでしょうね?勝手に休んでるなんてことは」
「いやだなぁ、お母さん。そんなことしないわよ。」










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