私だけの、不良なヒーロー。




そうこうしているうちに私の家の前についた。






私ははっと止まった。






家の前には父の車が止まっていたのだ。






これはよくない。

決してよくない。





そう思って、私は彼のほうをむいた。






「私、行かなきゃ。今日はありがとう、また明日ね」







そう急いで言うと、私は

「おい!」

と呼ぶ声を無視して家の中に飛び込んだ。








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