私だけの、不良なヒーロー。





そう聞くと、彼はカップを下ろしてリモコンを手に取った。




心なしか、頬が少し赤い気がする。





「あのちっこいのとしゃべってるの、聞いたから。」



「ちっこいのって...」




そういえば、結構前に加奈と好きなお茶のことをしゃべっていて、私はストローベリーティーが好きだっていったっけ...



そんな前のことを覚えているなんて。







嬉しいの他ない。







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