私だけの、不良なヒーロー。
ため息をつきながらドアを開けてでようとすると。
誰かが言い合ってるのが聞こえて、思わず隠れてしまった。
「いや、俺」
「でも、私好きなの、守山くんのこと」
おもわずドキンとした。彼を好きな人としては絶対に遭遇したくない告白現場。
「いやだから」
「守山くんが私を好きじゃなくてもいいから、私と付き合ってよ」
私はどきどきしながら彼がどう返事をするのか聞いていた。
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