私だけの、不良なヒーロー。
レントゲンをとったり、傷の手当てが済んだのは何時間か過ぎていて、
やっぱり内臓出血していたので様子を見るために入院ということになって、
部屋までつれてかれた。
しばらくして、ドアが開いたかと思うと、薬の袋と花束とお菓子の袋を持った陸斗が入ってきた。
「大丈夫か?」
そう聞いて彼はベッドの隣のいすに座った。
「うん、痛み止め飲まされたから、なんとか大丈夫。」
「そうか。」