だいすき。
「あの、化粧室どこかわかりますか?」
ゆのはが聞くと、すぐに答えてくれた。
「あ、うん。すぐそこだよ(笑)
…何しに行くの?」
「ぇ。ふつーに…」
薬飲みに…。
「あ、ごめん。」
「ぁ。ぃえ…。」
それから、安定剤を飲んで
化粧室を後にした。
「あ、待っててくれたんですか。」
「うん。…大丈夫?」
「なにがですか?」
「えらい短かったから…(笑)」
笑ってるものの、何かと心配そうに
見てくれていた。
「つけま付け直しただけですから…」
「そっか。」
今までは、こう言うの大嫌いで、
精神的に受け付けられなかった。
でも、この人は…違う。
分からないけど、優しく感じる。