青い空の下で【短編】

「はぁ?!私の名前にケチつけるき?!最っ低な男」


「優!!」


海斗の声がグラウンドに響き渡る。


そしてみんなの注目の的となる。


あ、もともとか...。


「な...何よ」


海斗の真剣な目に吸い込まれる。


「三浦 優、明日の試合に勝ったら俺と付き合って」


その言葉と共に自分の顔が一気に赤面したのがわかった。


赤面と共に意識も飛んでいく...


なんだかクラクラして...


「おっおい優!!優...ぅ..ゅ..」


あ、海斗の声だぁ


でも、だんだん遠ざかっていく。


そんなの今はよかった。


ただ嬉しくて


ずっと夢に見てきたこと


海斗と両想いになること...

< 6 / 10 >

この作品をシェア

pagetop