オレ様彼と天然彼女
「・・・瑞樹ちゃん、」

「ん?」

「友達って、キスなんてするの?」

「えっ?!・・・

愛華、熱でもあるの?」

私のおでこを触る。

「ね、熱なんてないよ。

ちょっと、聞いてみただけ」


「友達で、キスなんてしないよ。

外国じゃあるまいし。・・・


誰かにされたの?」

真っ赤になる私。

「さ、されてないよ」


「あはは。愛華は分かりやすい。

されたんだね。好きだから、されたんだよ?」

「スキ?」

「うん。・・・愛華、

ライクの好きと、ラブの好き。

違いわかる?」

・・・それはわかる。

頷いて見せた。
< 8 / 109 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop