【短編】卒業アルバム
そう――


時は流れ、あれは3年の夏休み直前のことだった。



進路希望調査表の提出があり、何気なく、みんなで見せ合いっこしたときのこと。


いつもなら、みんなの輪の中心にいるはずの潤が、一人、机に突っ伏したままだった。 



なんとなく、遠くから潤のことが気になっていたのだけど…… 


眠いのかな……?ぐらいしか、その時は思わなかった。 



後に、理由を知らされて愕然とした――。 




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