【短編】卒業アルバム
もっと高いレベルでのサッカーを望み、彼が選んだ高校は、選手権常連校の強豪チームだった。 



地元の千葉や東京に、いくらでも強豪校があるというのに……。 



わざわざ、遠く離れた九州まで行かなくたって……。 


事実を聞かされたときは、耳を疑った。 



それでも、意気揚々と夢を語る潤は、すごくカッコよくて、キラキラしていた。


だから、私も応援しようと心に決めた。








でもね……


やっぱり、寂しいんだよ……潤。 




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