私だけの俺様王子
熱があったら大変だし。


病院にもつれていかなきゃだもん!


「で、何号室なの?」


「えっと、最上階の部屋だって!」


「分かった!行こっ!」


「おう!」


また、私たちは走り続けた。


お互い、泉が心配だから。








「「ついた!」」


「まず、息を整えよう。」


「はぁ・・はぁ・・うん。」


「深呼吸ね。せーの・・・―――」


「「スーハー・・・。スーハー・・・。」」


なんか、小学生のときの体操みたい。


ふぅー・・・・。



「よし。押すよ?インターホン。」


「うんっ!」



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