私だけの俺様王子
自然と涙があふれた。


「わわわっ!泣かないで、愛羅ちゃん!」


「うん。ごめん、ごめん。」


嬉しくて、嬉しくて。


私は来夏に恋をしたみたいに、嬉しかった。


胸がきゅーってした。



「お。いたいた!来夏ー」


「あ。咲月くん・・じゃなくて咲月・・・///」


来夏はまだ呼び捨てになれていないようだった。

ははっ。


可愛すぎー!


「え。愛羅・・・ちゃんですよね?」


「あっ。はい。」


なんで敬語?? 先輩なのに・・・。


「うおー!すごっ!本物じゃん!来夏、知り合い?」


私は有名人では・・ないのに・・・・。



芸能人でもあるまいし。

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