私だけの俺様王子
「い、泉くん!?」




「゛くん゛つけんな。気持ちわりぃー。」




「あっ。ごめん・・・。」





やっぱり、自分は男の子に弱いと感じた。



呼び捨てにしたら、また私を傷つけるんじゃないの?




『呼び捨てにしてくれたってことは、もう許してくれたの?』



『えっ?? 許す・・・・?』




やばい・・・。





怖くなってきた・・・。





「大丈夫かよ。震えてね?」




「いやっ!! こないで!!」



あ・・・・。





相手は違うんだった。
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