私だけの俺様王子
今は、逃げなきゃいけなかった。



゛あいつから離れる゛



それだけが頭のなかをぐるぐる周ってて・・・。



それからだった。



男はそういうことが目当てで付き合うんだ。



って・・・。




それから男という生き物を嫌いのなった。



怖くなった。














「・・・おい!! お前、本当に大丈夫か?」




「はへっ!?」



泉に声をかけられて、我に返った。





「ごめん・・・。私、教室に帰るから。」



「は!? ちょ、待てよ!!」



そんな声なんて無視して、がむしゃらに走った。




なにも考えずに。
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