私だけの俺様王子
「はははっ。来夏っておもしろ。」


「ほら。やっと笑ってくれた。」




あ。



ほんとだ。




「いってきなよ。泉くんのところに!数ヶ月?たったみたいだけど、まだ間に合うよ。」



来夏・・・。



「私だって、ほんとは咲月の隣にいたいんだ。でも・・・エースになったからには練習しなきゃでしょ?だから、私にできることは見守って、全力で応援することなの。きっと、愛羅にもできることはあると思うよ?人にはそれぞれ、宿命ってあるもんじゃん?」




「・・・・そうだね。そうだよね。いってくる。」



「いってらー。あ。終わったらいい報告をね!」



いい報告・・・・か。




「うん!」



私に出来る事。私への宿命。






それは――――
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