私だけの俺様王子
「てめぇ・・・いいかげんにしろよ!」



ビクッ



いきなり叫びだした恭ちゃん。



「黙って、聞いてりゃ愛羅のこと自分の女いい方しやがって!愛羅は俺の婚約者なんだぞ!? 分かってんのかよ!」



恭ちゃん・・・・


私のこと、婚約者でしか見れなくなったの?



そういう言い方、やめてよ・・・






「だったら、俺から奪えば?絶対無理だから。」



泉・・・




「ぜってー許さねぇ!俺は、俺は・・・っ!お前よりずっと前から愛羅のこと好きなのに・・・。どうして、コイツに勝てないんだよ・・・っ」





そう言いながら涙を一粒流した。
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